2008年02月11日
でんでん通信 vol.10 ザッピングシステム
雷電を立ち上げる時に、どういう内容のものにするか堤さんと相談しておりました。
すると、堤さんが
「ずっと暖めていたネタがある」
とそっと話し始めてくれたのが、
“人が行き来できるぐらいの距離にある同時刻の別の物語”
というものだった。人が行き交いシンクロするんだと。
もっと具体的なシチュエーションを話してくれたのだが、それを雷電風にアレンジしたのが第一回目の公演「雷電支度部屋」だった。
シンクロの話を聞いていたので、脚本を書いてもらう前にチラシに思いつきで
「ザッピングシステム搭載!!」
とおおげさなロゴを作ってもらって勝手に入れた。
あまり説明もなしで
「なんだろうこれは?」
と思ってくれたらいいやとあとは観に来てもらえればわかるや、と。
そして、やってみたら予想以上に大変だった(笑)。
作家も。演出も。役者も。
そして、それが雷電の“唯一性”になった。
ほかでは真似できないようなことを、わかりやすく、やる。
その象徴がザッピングシステムであり、雷電のあり方なのです。
30年近く演劇に携わってきた堤さんの知識・技術を駆使して
“壮大な馬鹿馬鹿しさ”
を緻密に展開いたします。
作家さんの戯曲調整も最終段階に入ってきました。
堤さんはとうぶん眠れない日が続くのかもしれません・・・。(成清)
